最近、+1から始まる見知らぬ国際電話がかかってきて困っていませんか?実はこれ、アメリカやカナダの国番号を悪用した詐欺電話の可能性がとても高いんです!警察庁の調査によると、特殊詐欺に使われる電話番号の約62%が国際電話番号で、その中でも+1番号が最も多く使われているそうです。でも大丈夫、適切な対処法を知っていれば被害を防ぐことができます!今回は+1詐欺電話の実態から効果的な対策まで、詳しく調べてみました!
+1から始まる電話の正体とは
+1から始まる電話番号は、本来アメリカ合衆国とカナダの正規の国番号なんです。つまり、すべてが詐欺というわけではありません。でも最近、この番号を悪用した詐欺が急激に増えているのが現状です。
2025年5月の調査では、アメリカ・カナダなどの北米地域からの着信件数が国際電話の中で最も多くなっています。特に「+1 844」や末尾に「0110」をつけて警察をかたる手口も確認されています。
実は去年の秋頃だったかな、ぼく自身も+1から始まる番号から着信があって、最初は「海外の友人からかも?」なんて思ったんですが(でも心当たりがなくて不安になって)、調べてみると詐欺電話だったことが判明しました。あのとき出なくてホントによかったです。
なぜ+1番号が詐欺に使われるのか
これまで特殊詐欺にはIP電話番号(050から始まる番号)が多用されていました。しかし、2024年からIP電話番号の取得に本人確認が必要になったため、詐欺グループは新たな手口として国際電話番号を利用するようになったんです。
+1番号は正規の国番号のため、完全に規制することが難しく、詐欺グループにとって都合がよいという事情があります。
巧妙化する詐欺の手口
+1を使った詐欺の手口は本当に巧妙で、年々進化しています。2025年5月には、警察、総務省、通信事業者などをかたる詐欺や自動音声ガイダンスを使った詐欺が多発しました。
最も多いのが「国際ワン切り詐欺」です。これは1回の呼び出し音で電話を切って着信履歴を残し、折り返し電話をかけさせる手口なんです。折り返してしまうと高額な国際通話料を請求され、その一部が犯罪グループに還元される仕組みになっているようです。
自動音声を使った架空料金請求
「こちらはNTTドコモです。お客様の電話回線において、不正利用が確認されました」といった自動音声で始まる詐欺も増えているらしいです。利用停止を避けるために「9」を押すよう指示され、その後オペレーターに繋がって個人情報や金銭を要求される流れです。
実際の被害例では、「NTTファイナンス」などの大手企業を名乗り、「サイト料金29万円が未納」などと虚偽の請求を行い、コンビニでの電子マネー購入を指示するケースも確認されています。
ネット上では「自動音声の時点で詐欺だと気づいた」という声もありますが、「パニックになって最初は信じてしまいそうになった」という体験談も多く見かけますね。
被害に遭わないための対処法
+1からの身に覚えのない着信には絶対に出ないことが最も重要です。着信履歴があっても折り返さず、もし間違って出てしまった場合は即座に通話を終了し、個人情報は一切伝えないようにしましょう。
日本の携帯キャリアで契約している電話番号に国際電話がかかってきた場合、国内で電話に出ても通話料金は発生しません。ただし、折り返してしまうと高額な通話料を請求される可能性があります。
電話で個人情報の確認や金銭の支払い、振り込みを求められたら詐欺を疑い、「間違い電話です」とだけ伝えて切断するのが安全です。自動音声や長話を促す内容は詐欺の可能性が高いため、特に注意が必要だと思います。
そういえば、発信元の電話番号をインターネットで検索すると、「詐欺に使われている」といった口コミが見つかる場合があります。詐欺電話を疑う情報が見つかった際は、着信拒否設定を行ってください。
出てしまった場合の緊急対処法
万が一電話に出てしまった場合は、一度切って家族や警察に相談することが大切です。詐欺師は被害者をあせらせるような会話をしますが、「後で折り返します」と伝えて通話を終了させましょう。
効果的な予防設定方法
国際電話詐欺を防ぐ最も効果的な方法は、国際電話の着信ブロックです。普段、海外に住む方と固定電話で通話をすることがない方は、国際電話の利用休止を申し込むことができます。
国際電話利用休止の申し込み方法
1. Webから申し込み(24時間受付)
2. 電話から申し込み(詳しい番号は公式をご確認ください)
3. 最寄りの警察署で手続き
携帯電話やスマートフォンでは、各キャリアが提供する迷惑電話対策サービスの利用が効果的です。迷惑電話対策アプリの導入も検討してみてください。
ちなみにぼくは、去年の詐欺電話事件の後すぐに国際電話の着信ブロック設定をしました(設定画面をあちこち探し回って少し苦労しましたが)。設定後は怪しい電話が一切かかってこなくなって、すごく安心しています。
相談窓口の活用
2025年6月10日に、総務省が「迷惑電話対策相談センター」(通称「でんわんセンター」)を開設しました。国際電話による不審な着信・詐欺被害に関する情報提供や相談を受け付けているので、困ったときはぜひ活用してください。
被害に遭った場合は、警察への届出、消費生活センターへの相談、通信キャリアへの連絡を速やかに行うことが重要です。
詐欺から身を守るために知っておきたいこと
+1は正規の国番号のため、完全拒否すると必要な国際電話も受けられなくなる点に注意が必要です。海外とのビジネスや友人関係がある方は、個別の判断が求められますね。
詐欺手口は常に進化しているため、最新情報の確認が重要だと思います。警察庁では「#みんとめ」という運動を推進し、国際電話着信ブロックによる特殊詐欺被害の抑止を呼びかけています。
正直なところ、詐欺の手口を完璧に把握するのは難しいですが、基本的な対策を知っていれば十分に身を守ることができるはずです。個別の判断に迷う場合は、専門機関への相談を推奨します。
ところで、ネット上では「海外の友人からの電話を拒否してしまって困った」という声もありますが、安全を考えれば仕方ない部分もありますよね。必要な連絡は事前にメールやメッセージアプリで連絡を取り合うなど、工夫次第で解決できる問題だと思います。
まあ、完璧な対策というものは存在しないかもしれませんが、基本を押さえておけば大部分の詐欺は防げるでしょう。皆さんも気をつけてくださいね!
※本記事の情報は2025年7月時点のものです。最新の対策や手続きについては、公式サイトや専門機関にご確認ください。