【iPhone】ライブ留守番電話を無料で使う方法!設定と活用のコツ

iPhoneに電話がかかってきたとき、「出るべきか、出ないべきか」で迷った経験はありませんか?特に知らない番号からの着信だと、営業電話かもしれないし、でも重要な連絡かもしれないし…そんな悩みを解決してくれるのが、iPhoneの「ライブ留守番電話」機能なんです!

この機能を使えば、相手が留守番電話にメッセージを残している最中に、その内容をリアルタイムで文字として画面に表示してくれます。しかも完全無料で利用できるというから驚きですよね。従来の留守番電話とは全く違う画期的な機能について、実際に使ってみた感想も含めて詳しく調べてみました!

ライブ留守番電話って一体何なの

ライブ留守番電話は、iOS 17以降で追加された新機能で、日本では iOS 18から利用できるようになりました。相手が留守番電話にメッセージを残している最中に、その音声をリアルタイムで文字に変換して画面に表示してくれる機能です。

この機能がすごいのは、相手が話している内容を見ながら「あ、これは重要な電話だから出よう」とか「営業電話っぽいからスルーしよう」といった判断ができること。留守番電話を聞き終わってから折り返すのではなく、メッセージを残している途中で電話に出ることも可能なんです。

実際にAppleの公式サポートページでも「すぐに対応が必要なら、電話がつながっている間に出ることができます」と説明されています。まさに昔の留守番電話機で、相手の声を聞きながら「出ようかな」と考えていたあの感覚ですね(懐かしい)。

音声の処理はどうなってるの

プライバシーの面で気になるのが、音声データがどう処理されるかですよね。この点について調べてみたところ、留守番電話の文字起こしはデバイス上で行われ、Appleのサーバには送信されないことが分かりました。

つまり、あなたの iPhone の中だけで音声がテキストに変換されるので、外部に音声データが漏れる心配はないということ。これは安心できるポイントかも。

設定方法はホントにシンプル

ライブ留守番電話の設定は驚くほど簡単です。実際に設定してみましたが、本当に数秒で完了しました(拍子抜けするくらい)。

設定手順は数秒で完了するので、誰でも簡単に利用開始できます。

ライブ留守番電話の設定手順
1. 設定アプリを開く
2. 「電話」をタップ
3. 「ライブ留守番電話」をタップ
4. スイッチをオンにする

これだけなんです。iOS 17以降では、この機能がデフォルトで有効になっているので、多くの人は既にオンになっているかもしれません。

ネット上では「設定が分からない」という声もちらほら見かけますが、上記の手順通りに進めば迷うことはないはず。ぼくも最初は「どこにあるんだろう」と探し回りましたが、意外とシンプルな場所にありました。

オフにしたい場合も同じ手順

もしこの機能を使いたくない場合は、同じ手順でスイッチをオフにすることができます。人によっては「勝手に留守番電話になるのは困る」という場合もあるでしょうから、選択できるのは良いですね。

従来の留守番電話との決定的な違い

従来のキャリア留守番電話とライブ留守番電話には、いくつか大きな違いがあります。最も重要な違いは、モバイル通信が必須かどうかという点でしょうか。

キャリアの留守番電話は、スマホの電源がオフでも圏外でも機能しますが、ライブ留守番電話はオンライン状態でないと動作しません。これは意外と重要なポイントで、電池切れや圏外エリアでは使えないということになります。

料金の違いも大きなポイント

料金面での違いも見逃せません。ライブ留守番電話は完全無料で利用できます。一方、従来のキャリア留守番電話は多くの場合有料オプションで、メッセージを聞くときにも通話料がかかることがあります。

ただし、ライブ留守番電話を利用する際は「標準の通話料金、データ通信料がかかる場合があります」と注意書きがあります。とはいえ、月額料金などの追加費用は一切ないので、実質無料と考えて良いでしょう。

併用も可能らしい

実は、ライブ留守番電話とキャリア留守番電話は併用できるんです。ライブ留守番電話がオンの場合は iPhone が応答し、電源オフや圏外の場合はキャリアの留守番電話が機能するという仕組みになっています。

実際に使ってみて分かった便利さと注意点

実際に何度か使ってみましたが、文字起こしの精度はかなり高いと感じました。相手がゆっくりはっきり話してくれれば、ほぼ正確にテキスト化されます。

特に便利だったのは、仕事中に電話がかかってきたとき。会議中だったので出られませんでしたが、画面で内容を確認して「緊急じゃないな」と判断できました。これまでだったら後で留守番電話を聞いて、結局折り返しの電話をかけることになっていたので、時間の節約になりますね。

応答時間は固定されている

ただし、注意点もあります。着信から約13秒で自動的に応答してしまう仕様で、この時間は変更できません。「もう少し長く着信音を鳴らしてほしい」という人には不便かもしれません。

楽天モバイルの公式サイトによると、キャリアの留守番電話を12秒以下に設定するとキャリア側が応答し、13秒以上に設定するとライブ留守番電話が応答するという仕組みになっているようです。

迷惑電話の判別にも使える

意外と便利だったのが、迷惑電話の判別です。明らかに怪しい内容や、中国語での自動音声などは文字起こしを見ればすぐに分かります。「うっかり出てしまう」リスクが減るのは大きなメリットですね。

ただし、専門家からは「詐欺師がこの機能を悪用する可能性がある」という警告も出ています。緊急性を装って判断を急かす手口に注意が必要かもしれません。

そういえば、海外にいるときは注意が必要という話も聞きました。着信料が発生する可能性があるため、海外旅行の際はオフにしておく方が良いかも。

iPhone の留守番電話がもっと便利になった

ライブ留守番電話は、従来の留守番電話の概念を大きく変える画期的な機能だと思います。無料で利用できて、リアルタイムで内容が分かり、途中から電話に出ることもできるというのは、本当に便利です。

設定も簡単で、iOS 18以降なら標準で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひ一度試してみてください。ただし、応答時間が13秒で固定されていることや、オフライン時には使えないことなど、いくつか制限もあることは理解しておいた方が良いでしょう。

正直なところ、最初は「そんなに変わらないだろう」と思っていましたが、実際に使ってみると予想以上に便利で、もう手放せない機能になっています。スマホの進歩って、こういう小さな改善の積み重ねなんだなと実感しました。

※詳しい設定方法や最新の対応状況については、Apple公式サポートページでご確認ください。地域によって利用できない場合もありますので、ご注意ください。