iPhone留守番電話が無料に?iOS18新機能とキャリア比較で賢く節約

iPhoneの留守番電話って、意外とお金がかかるものなんですよね。大手キャリアだと月額330円ほどかかってしまうので、年間にすると4,000円近くの出費になります。でも実は、お金をかけずに留守番電話を使う方法がいくつか存在するんです。2024年9月にリリースされたiOS 18の新機能やキャリア選び、さらには代替手段まで、さまざまな角度から無料で留守番電話を実現する方法を調べてみました!

iOS 18のライブ留守番電話が思った以上に便利

2024年9月にリリースされたiOS 18で追加された「ライブ留守番電話」機能は、iPhoneで留守番電話を無料利用する最も確実な方法です。この機能はキャリアの留守番電話サービスに一切頼らず、iPhone本体だけで留守番電話を実現してくれます。

ライブ留守番電話の最大の特徴は、相手が話している内容をリアルタイムで文字起こししてくれることです。つまり、電話に出られない状況でも、画面上で相手が何を言っているかを確認でき、重要な内容なら途中から電話に出ることもできるんです。

設定方法もとてもシンプルで、iPhoneの設定アプリから「電話」→「ライブ留守番電話」をオンにするだけです。着信から約15秒で自動的に留守番電話モードに切り替わり、最長3分まで録音できます。

実際に使ってみると、営業電話かどうかを見極めてから対応できるのがとても便利でした(文字起こしされるまで少しドキドキしましたが)。文字起こしの精度も思っていたより高く、日常会話レベルなら十分実用的です。

ただし、iPhone本体の電源が入っていて通話可能な状態でないと機能しないという制限があります。圏外や電源オフの時には使えないので、完全にキャリアの留守番電話サービスと同じというわけではありません。

非通知番号でも録音されてしまう点は注意

ライブ留守番電話には一つ注意点があります。非通知からの着信でもメッセージを残せてしまうんです。これは迷惑電話対策の観点では少し困った仕様かもしれませんね。

キャリア選びで留守番電話を実質無料にする方法

キャリアによっては、基本プランに留守番電話サービスが含まれているところもあります。ただし、2025年7月現在の状況は少し複雑になっているんです。

楽天モバイルは留守番電話オプション自体は月額330円ですが、Rakuten Linkアプリを使えば留守番電話の再生が無料になります。普段からRakuten Linkで通話している人なら、実質的に無料で留守番電話を活用できると言えるでしょう。

ワイモバイルについては注意が必要です。以前は無料で留守番電話サービスが利用できましたが、現在申し込み可能なシンプル2 S/M/Lプランでは留守番電話サービスが有料化されています。月額330円の留守番電話プラスへの加入が必要になったんです。

ネット上では「格安SIMに変更してから留守番電話が使えなくなって困った」という声もよく見かけますね。確かにahamoやpovoなど、留守番電話サービス自体を提供していないキャリアもあるので、事前の確認は大切です。

というわけで、完全に無料で使えるキャリアを見つけるのは以前より難しくなっているかもしれません。

ソフトバンク回線系の選択肢もチェック

実は、ソフトバンク回線を利用している一部の格安SIMでは、留守番電話サービスを利用できる場合があります。ただし、この辺りの情報は変動しやすいので、契約前に必ず最新情報を確認してくださいね。

スマホ本体の機能を活用する裏技

iPhoneには標準では搭載されていませんが、Androidスマホの多くには「伝言メモ」や「簡易留守録」機能が備わっているんです。iPhoneユーザーでも、サードパーティ製のアプリで類似機能を利用できる場合があります。

ただし、App Storeの規約により、通話録音機能には制限があるのが現実です。そのため、iPhone用の留守番電話アプリは選択肢が限られているのが実情なんです。

転送機能を使った裏技的な方法もあります。留守番電話機能があるスマホや固定電話に転送設定をすることで、間接的に留守番電話を実現するという方法です。手間はかかりますが、工夫次第では無料で留守番電話環境を構築できるかもしれません。

正直なところ、この方法はちょっと複雑で、設定も面倒だったりします。でも、どうしても無料で留守番電話を使いたい場合の選択肢として覚えておくと良いかもしれませんね。

無料サービス利用時に気をつけたいポイント

無料で留守番電話を利用する場合、いくつか注意すべき点があります。まず、保存期間や件数に制限がある場合が多いことです。楽天モバイルは1週間といった具合に、キャリアによって保存期間が異なります。

海外渡航時には特に注意が必要です。ライブ留守番電話でも着信料が発生する可能性があるため、海外では機能をオフにしておくことをおすすめします。

また、無料サービスでもメッセージ再生時の通話料は別途発生する場合があります。完全に無料というわけではないので、利用条件をよく確認しておくことが大切です。

「無料だと思って使っていたら、通話料で思わぬ出費になった」という話も時々聞きますからね。事前に料金体系を理解しておけば、そういった失敗も避けられるでしょう。

あ、そうそう、一つ書き忘れていましたが、キャリアによってはかけ放題プランに加入していても、留守番電話の確認番号(1416など)への発信は対象外になることがあります。この辺りも詳しくは契約しているキャリアの公式サイトで確認してみてくださいね。

結局どの方法が一番現実的なのか

調べてみた結果、iPhoneで留守番電話を無料利用するなら、iOS 18のライブ留守番電話機能が最も現実的な選択肢だと感じました。キャリアに依存せず、文字起こし機能まで付いているのは本当に便利です。

ただし、圏外時や電源オフ時のことを考えると、状況に応じてキャリアの留守番電話サービスとの併用も検討する価値があるかもしれません。どの方法にもメリット・デメリットがあるので、自分の使い方に合わせて選択することが重要ですね。

2025年7月現在の情報をもとにまとめましたが、キャリアのサービス内容や料金は変更される可能性があります。実際に利用される際は、最新の公式情報を確認していただければと思います。